子供が食物アレルギーと診断された。
まだ赤ちゃんなのに…どうして?これって治るの?
私もそうでしたが、とても不安になりますよね。
お子さんのアレルギーのクラスがどのぐらいのレベルかはわかりませんが、よほど強いものでない限り食べられるようになることが多いようです。
我が家の次女は食物アレルギー発症時、乳クラス4・卵クラス3・小麦クラス2でした。
診断後はアレルギー専門医のいる小児科を紹介され、2-3か月に1回のペースで通っています。
まずは一番軽いクラス2の小麦から治療していくことになりました。
この記事では小麦アレルギーの治療体験談をご紹介します。
これはあくまでも我が家の体験談になりますが、参考になれば幸いです。
アレルギー発症・発覚した時の体験談はこちら↓
小麦アレルギーの治療方法
次女が現在お世話になっている病院では経口免疫療法を用いて治療しています。
経口免疫療法によってある程度まで食べられるようになったら再度通院して血液検査し、経過を確認する。
そのような流れで治療していきました。
限界がくると蕁麻疹等のアレルギー症状が出てしまうため症状が出た時に備えてアレルギー症状を抑える薬も常備。
何かあるといけないのでお昼間に食べさせるようにしていました。
経口免疫療法とは
これまではアレルギーであることが判明すると、「それを食べないように!」と避け続けてきました。
しかし最近の研究では「連日少量ずつ口にすることで食べられるようになる」という報告がされていてます。
この「少量ずつ口にしてアレルゲンへの耐性をつけ一定量食べられるようにする」治療法を経口免疫療法といいます。
食べたら危ないから近づけないようにするのではなく、練習して身体を慣れさせて食べられるようにしましょうという考え方ですね。
小麦の経口免疫療法の進め方は?
小麦の経口免疫療法で使用する食材はうどんと食パンです。
1日おきに与えて、少しずつ量を増やしていきます。
うどんは2gとか3gからどんどん増やしていき、50gまで食べられるようになったら通院することになっていました。
最初は食パンでする予定だったのですが、口に合わなかったようで食べてくれませんでした。
食パンも、食パンなら何でもいいわけではありません。
次女の場合は乳アレルギーも併発しているので乳成分の入っていない食パンです。
バターの代わりにマーガリンを使用している物を食べさせていました。
アレルギー科の病院で「牛乳たんぱく質含有量を中心とした早見表」というものをいただいたのでこの資料をもとに与えるパンを選別されました。
早見表はこのような感じの資料です。
※リンク先の資料は平成23年度と記載されているため情報が古く、
最新のものとは数値が異なっている可能性があります。
あくまで参考程度にしてください。
市販の食パンの場合はPascoの超熟を与えるようにと言われました。
私はこの時初めて知ったのですが、市販の食パン1つとっても全然違うんです。
上記早見表の10ページに乳たんぱく量のリストをご参照ください。
超熟はレベル5(1~10mg/個)の2.24であるのに対し、ヤマザキの超芳醇はレベル6の49.2。
私の好きなダブルソフトはレベル7で215もの乳たんぱくを含んでいるとのことでした。
他のアレルギーがある場合、食材一つ選ぶとしても何でもいいわけではないので注意してください。
次女の小麦アレルギー治療の経過は?
うどんは特にこれといった制限はなかったので、スーパーで普通に売ってるゆでうどんを与えていました。
最初の頃は2~3gで「何よこれ、いらないわ」という感じで興味を示してくれなかった次女ですが、
何度も与え続けている間に食べてくれるようになりました。
次女に与える横で私も昼食にうどんを食べていたのが良かったのかもしれません。
食べたくなさそうだったら無理強いしないように心掛け、次女のペースで進めるようにしました。
うどんを食べない日が続いた時はたまに食パンを買って与えてみました。
パンがゆとしてだけでなく、耳を取って白い部分だけを与えてみたりしましたが、次女の場合はあまり好みではなかったようでほとんど食べてくれませんでした。
粘り強く、おなかの空いているタイミングを見計らって与え続けたところ、2か月ほどで目標としていた50gをクリアしました。
この時はとても嬉しかったです。
小麦攻略!その恩恵は素晴らしい…
アレルギー科の病院に通いだして2か月。
次女はうどんを半玉ほど食べられるようになり、病院でも医師から「もう小麦は大丈夫だね」と言われました。
まだまだ玉子と乳が残っているので先は長かったのですが、それでも小麦を克服したことで食べられるものがものすごく増えました。
これらは一例です。
- ラーメン等の中華そば
- うどん
- そうめん
- パスタ
- パン
今ではこれらを当たり前のように与えていますが、パンだけは今でも慎重に選ばないといけないのでそわそわします。
ただ、それまでは主食は米!しか用意できなかったのでこんな世界が来ると思っていませんでした。
まとめ
いかがでしたか?
これらはあくまでも我が家の体験談です。
治療の方法、進め方は十人十色です。
現在格闘中のお子さんもいるかと思います。
焦らずにゆっくりと、お子さんのペースですすめてあげてください。
我が家も今は乳製品と格闘中です。(そして通院放置&苦戦してます)
子供たちに素敵な未来が待っていますように。
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